- 【デレマス】遊佐こずえ「…かの人の名はジャン・ヴァルジャン」他 投稿日 2024年5月1日 12:05:22 (プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!)
演者達が舞台上に整列して、一様に客席へと礼をする。
割れんばかりの拍手がおこる
その中で俺は目当ての小さな影を探した。
小さなコゼット。演じていた、遊佐こずえのことを
彼女はどうだろう、来ているであろう両親のことでも探しているのか
それとも…
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関係者用通路を歩く
こずえは、舞台用の衣装をすっかり着替えて
共演者たちと談笑にふけっていた。すこし声をかけるのを躊躇われるくらいに楽しげだった。
P「…おーい、こずえやーい」
こずえ「…あー、ぷろでゅーさー」
控えめに声をかけたのだが、劇の余韻の中でも彼女は振り向いて、すぐ気づいてくれた。
仲間たちにペコリと頭をさげ、トテトテとしたゆるやかな歩みでこちらへやってくる
見ているだけで微笑ましくなる光景だ。
こずえ「……むかえ…まってたー。…ぷろでゅーさー、おつかれー」
P「はは、すっかり元のしゃべりだな、舞台の上だとあんなにはきはき喋れるのに」
こずえ「むー…あれは…えんぎ、だから…でも……すっごく…つかれる」
P「歌いながらだったしな、まあ当然か…」
舞台上の”コゼット”は文字通り、まるっきり別人のようだった。キレのある動きに朗々とした語り、
華やかなオーラをまとって、一段と輝きを放っていた。
P「いつもあれくらいだと、連絡事項とか楽なんだけどな」
こずえ「えー…それは……むーりー…なのー」
P「こら、そんなの覚えちゃいけませんっ」
こずえ「…えへへー」
彼女は文字通り、まるで花が咲くように笑う。
その笑顔があんまりかわいかったから、思わずそれに惹かれるよに
また、劇の成功を労う意味でも、彼女の肩をぽんぽんと叩いた。
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Source: プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!-アイマスSSまとめ