- 浅利七海「海の底の星」 【ウルトラマンオーブ×シンデレラガールズ】 投稿日 2024年5月1日 07:05:17 (プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!)
ナオミ「番組出演?」
ディレクター「はい。是非、今注目されているSSPの皆さんに出演していただきたいのです」
ジェッタ「や、やったじゃんキャップ! サイトの宣伝にもなるし受けるっきゃないよ!」
ナオミ「う、うん、そうだけど……」
ディレクター「心配はいりません。番組の進行役にはプロを呼びますから、そこは任せておけば大丈夫です」
ナオミ「そうですか……ところで、テーマは何なんですか?」
ディレクター「恐らくSSPの皆さんもご存じかと思いますが、津軽海峡で最近目撃証言があるUMAのことです」
シン「ああ! 海中から高速で飛び出してくるとされる謎のUMAですね」
ジェッタ「あまりにも速すぎて撮影もできず、しかも空の向こうに消えて消失することから実在も怪しまれているっていう……」
ディレクター「はい。その特集番組に出演していただけないでしょうか」
ジェッタ「キャップ!」
ナオミ「よーし……。分かりました! そのお話、ありがたくお受けします!」
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下北半島の最北端、海星町。
故郷である小さな港町に帰ってきていた七海は漁港脇の浜辺を散歩していた。
暗くて穏やかで、心が静まる。ざああっ……という心地よい波の音。
七海(……?)
しかし気付いた。山のように積み重なるテトラポッドの麓に小さな明かりがあった。
火のようだ。それがパチパチという音を立てて波の音に混ざっていた。
七海「お兄さん、何してるのれすか~?」
近寄って見てみると見た目20代半ばといった男が砂浜に座っているのだった。
木の枝を集めて火を熾し、魚を二、三匹焼いている。
男「嬢ちゃんこそこんな時間に何やってんだい」
七海「お散歩れすよ~。七海は海が好きなので~」
男「そうか。だけど、この海はちょっと危険だな」
男の言葉に、七海は首を傾げた。
男「そうだな。だけどここは、別の奴が海を荒らしてる」
七海「別の奴……?」
男「ああ。だから、早いところここから逃げた方がいいぞ」
七海「でも~……そうはいかないのれすよ~。明日撮影で海に出なくちゃいけないれすし~」
男「撮影?」
七海「はい~。SSPっていう人たちと一緒に海の調査をするのれす~」
七海がそう言うと、魚を頬張っていた男が突然むせだした。
七海「だ、大丈夫れすか?」
男「あ、ああ……。あいつら、また無茶なことやろうとしてんのか……」
七海「? 知り合いなんれすか~?」
男「ちょっとな」
男は難しい顔をしながら軽く溜め息をついた。
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